引用:Google Map
いつものように色々と適当に調べてみました。
富雄駅はパっと見、高架駅なので新造駅のように見えますが、奈良線の開業当初から駅がありました。
富雄駅の歴史。駅名の由来は神武天皇だった
引用:Google Map
富雄駅は1914年4月30日に開業しました。
今でいう近鉄奈良線の開通日です。
富雄駅のあたりには富雄川に沿って集落がゴロゴロとありました。
阪奈ルートの1つ、富雄村
富雄村の位置は生駒と奈良市の間です。
大阪と奈良を繋ぐルートの1つでもあり、南北に流れる富雄川もあって、古代から集落があったと考えられてます。
富雄駅からほど近い、
明治時代になって一帯を「富雄村」としました。
という理由で、富雄駅ができました。
ちなみに両隣の東生駒駅と学園前駅は、あとから追加されてます。
当時は菖蒲池駅もないので、開業時は
生駒~~富雄~~大和西大寺でした。
富雄の由来は神武天皇に関係してた?
引用:wikipedia-金鵄
一説によると(一応、有力説)神武天皇の金色のトビが由来です。
神武天皇が東征をした時、富雄あたりの豪族、
神武側が苦戦していたところ、急に空が明るくなり、何かと思うと弓先に金色のトビが止まりました。
あまりの明るさに目がくらんだのか、神通力か知らんけど、神武天皇側が勝利。
その様子を見ていた富雄の人たちは、自分らの土地を「トビの村」と名付けたらしい。
時代が進むにつれ、鳥見郷や鳥見庄と変化し、最終的には「とみお」と呼ばれるようになりました。
まだ学研北生駒駅からの方が近い。
関連記事:学研北生駒駅は当時の市長が押した駅名だった?北口が新たに出来る予定
二転した駅名
1941年、大阪電気軌道は参加の参宮急行などなどを吸収して、関西急行鉄道となりました。
その時、イキったのか
地名の由来であるトビを採用。
「邑」という字は、人が住む集落や居住地の事を指してます。
都や郷の部首、おおざとの原形が「邑」です。
1944年に会社合併により、近畿日本鉄道に。
その9年後、また富雄駅に戻りました。
多分ですが、日本神道の聖地という事もあって、意識させる駅名に変えたと思われます。
戦後は、そんなトレンドはぶち壊されたので、落ち着いた時に元に戻したのでしょう。
勾配の改善と踏切の撤去
1965年、富雄駅は地上駅から高架駅となりました。
この時近鉄は、乗客が多すぎてどう改善するか悩んでました。
検討の結果、車両をデカくする方がコスパが良いと判断。
線路の上下線を離す工事が必要となり、そのついでに富雄駅は改良工事が行われました。
- 東生駒側から地上駅は勾配が強めだった
- 駅両端の踏切が邪魔
主に勾配を緩和するために駅を高架化しました。
参考:最近20年のあゆみ:創業70周年記念近畿日本鉄道株式会社
こうして今の富雄駅ができました。
富雄駅周囲には何がある?史跡や寺社
引用:Google Map/アセダイスケさん
富雄駅の周りにはこのような史跡、寺社があります。
神武天皇聖蹟碑
金色のトビが飛んできた場所として、
ちょっと駅からは距離がありますが、富雄駅からのアクセスが良いです。
出垣内バス停から歩いてすぐ。
碑しかありませんが、近くには
アマテラスの子で、天忍穂耳の孫の孫が神武天皇です。
霊山寺
引用:Google Map
こちらも富雄駅からは遠いですが、バスで行けます。
- 創建年:736年
- 本尊:薬師三尊(重要文化財)
こんなパワースポットであるのに、寺の北側にはバラ園が広がってます。
200種・2000株のバラがあり、映えますよ。
バラが咲く時期は5月上旬~6月中旬。10月中旬~11月上旬頃です。
参考:霊山寺
添御縣坐神社
引用:Google Map
こちらも駅からはちょっと離れていて1kmほど。
バスで行くなら、
神社が鎮座した時期は古墳時代くらいじゃねぇかと言われてます。
祀られているのは、スサノオノミコト・クシナダ。そして富雄の豪族・長髄彦です。
小さな所じゃなく、御朱印がもらえる所ですので、御朱印帳を持ってる人はぜひ行ってみてくださいな。
富雄駅はラーメン激戦区。好みの店が見つかるかも?
引用:Google Map
最後に富雄駅の周辺に何があるのか
史跡や寺社とは別に紹介します。
奈良のラーメン激戦区
有名かどうか知りませんが、富雄駅はラーメン激戦区と言われてます。
サラっと調べた限りでは駅周辺に10軒見つかりました。
アッサリ系からこってり系まで。
二郎系のものもあれば、天理ラーメン(天スタ)も。
シンプルなラーメンに合う自慢のチャーハンを出す店まで。
結構、幅広くいろんな店が駅の周りにあります。
種類がバラバラだから生き残っているのか・・・それは定かではありませんが、残っているだけあってどこも美味しいのかも。
料亭・百楽荘
引用:Google Map
富雄駅からすぐ近く、学園前方向へ進むと左手に見える山林が料亭・百楽荘です。
近鉄グループが運営している高級料亭で、会席料理が頂けます。
顔合わせの席や、何かしらのお祝いには最適でしょう。
庶民からしたらビックリする値段ですが、たまーの贅沢には良い所だと思います。
近畿大学と帝塚山大学
引用:Google Map
富雄駅のエリア範囲内には大学が2つあります。
というのもバスが東生駒駅からの路線だけだから。
近畿大学は富雄駅ではなく、ちょいハズレの富雄バス停からの発着です。
ですので、大学はあるにはあるけど富雄駅からはちょっと不便な感じ。
育英西中学校・高等学校
富雄駅の利用者数を上げてるのは、むしろこっち。
私立の女子高です。
キリスト教系の学校ですが、ガチガチの所ではありません。
立命館とは協力関係で、立命館コースに入れば進学のサポートを手厚く受けられます。
他、関西・関西学院・同志社・産近甲龍・京都女子・武庫川女子への進学実績あり。
駅から自転車で通う人が多いのだとか。
教育理念は「豊かな教養と純真な人間愛をもって、社会に貢献できる女性の育成」
としてるだけあって、地元の評判は良い感じのようでした。
まとめ:富雄駅は開通時からあった歴史ある町
引用:Google Map
周りには整列された住宅地もあって高架駅なので、一見
と思うでしょうが、富雄は神話の時代からの伝説が残るエリアです。
少なくとも1300年の歴史はある神社や、インスタ映えする寺があり、意外にも見所のある所でしょう。
個人的には百楽荘でどんな和食が食えるのか、興味があります。
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