撮り鉄の鉄道ノート

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堅下駅の駅名由来に決着か。かつては日本一のブドウの産地だった事がヒントだった?

引用:Google Map

堅下駅は柏原市大県にある駅です。

「堅下」という地名はありません。

そう、またこのパターン・・・堅下村は合併され、柏原市になりました。

さてはて、堅下駅やこの一帯、どんなもんなのか調べてみました。

この記事の内容
  • 堅下駅、どうなっている?駅構造の大変更があった
  • 堅下駅の由来、堅下村の歴史や名称の元ネタは
  • 堅下の名物?神社の夏祭りは凄いらしい
<<法善寺

堅下駅、どうなっている?駅構造の大変更があった

堅下駅、どうなっている?駅構造の大変更があった

引用:Google Map/たびねこさん

堅下駅は1927年7月1日に開業しました。

恩智~大和高田の開通日と同じ。

追加駅ではありません。

隣の駅と近くね?どういう所なの

堅下あたりは交通の要所でもあり、古くから集落がある歴史のながーい所です。

そういう地域なんで、法善寺・堅下・安堂とポコポコ駅を設置したのでしょう。

法善寺と恩智の間は、今で見るとなんやかんやあるけど

昔は農地しかなかったみたいです。

堅下駅の特殊ルール

堅下駅の特殊ルール

引用:Google Map

堅下駅は定期乗車券に限って、近鉄道明寺線柏原駅との乗り換えがOKになってます。

距離は450mほど。徒歩6分くらいの距離です。

この特例は、他の私鉄では見られないかも。

実際に利用している人が居るかどうかは、知らん。

ただ、道明寺線の利用は結構あるので、調査したら何名か居るかもしれませんな。

地下改札とコンコースが廃止

堅下駅は2022年に改札口を新設。

地下にあった改札とコンコースがなくなりました。

現在では元の改札外部分は、地下通路に。

改札内部分は、上下ホームの行き来ができる通路になってるようです。

ただしエレベーターはないので、足がツラい人はルート注意。

堅下駅の由来、堅下村の歴史や名称の元ネタは

堅下駅の由来、堅下村の歴史や名称の元ネタは

引用:Google Map

堅下駅ができた時は、堅下村がありました。

堅下村はまぁまぁでかくて、法善寺・安堂・高井田も含んでました。

堅下村

堅下村は1889年4月1日に成立。

村役場は現在の柏原市堅下消防会館に設置されました。

堅下駅が最寄です。

堅下村と対のように、堅上村もありました。

堅上村は、ほぼ山の方です。

山の方だけで村があったの?

どうやら山の方・・・高尾山は調べてみると、山中に家があって猟をしてた跡があったそうです。

山頂付近に集落跡があります。

古墳時代には、高井田の方に横穴式のお墓が作られました。「高井田横穴群」と呼ばれてます。

堅下・堅上の由来は何?

堅下・堅上の由来は何?

引用:Google Map

まず、上下については朝廷・・・いわゆるお宮から向いて上か下かの違いでしょう。

問題は「堅」です。

結論からいうと、調べてもよく分からん。

あくまでも推論だけど

この2つが絡み合ったと思われます。

位置的にも堅下エリアは交通の要所です。

こいつらが近い。

「縣」には大和政権の地方組織や、県主(あがたぬし)が統治した地域という意味があります。

ま、あくまでも勝手な推察だけど。

綿からブドウに。ブドウが兵器に使用されてた

綿からブドウに。ブドウが兵器に使用されてた

堅下あたりは綿の栽培が活発でした。

明治以降に外国産の輸入でぶっ壊されるまでは、「河内木綿」という全国ブランドでした。

といっても久宝寺木綿・山根木綿(高安)・三宅木綿(松原)と、かなり広い河内地方で栽培されてたんですがね。

関連記事:近鉄駅にある「河内○○駅」なんぼあるの?範囲広すぎん?

参考:八尾市

綿が売れなくなったあと、堅下地区ではブドウ栽培に変更しました。

ブドウ自体は日本どこでも栽培できますし、水はけが良ければ何とかなるようです。

もちろん食うために栽培されたのですが

ワインに含まれる成分が、音波防御レーダーに使えたそうです。

実際にドイツが開発してました。

それでブドウ栽培をしてた堅下地区にもっと作れと言い、今に至ります。

参考:国税庁

堅下の名物?神社の夏祭りは凄いらしい

堅下の名物?神社の夏祭りは凄いらしい

堅下にはなんて読むのその神社?って神社があります。

ただ、この神社の夏祭りは見る価値アリなんだとさ。

鐸比古鐸比賣神社ぬでひこぬでひめじんじゃ

鐸比古鐸比賣神社

引用:Google Map

高尾山の神様です。

創建は151年とされてますが、実際の所は分かってません。

夏祭りには紅白の布団の太鼓台が、階段を上がっていきます。

河内はだいたいこういう祭りです。

他に泉州や播磨、淡路あたりでも行われてる"ふとん太鼓"とも呼ばれてるもの。

堅下ブドウ

堅下ブドウ

引用:Google Map

ブドウの産地なので、あちこちに農園があります。

ブドウ狩りとかできるんで、シーズンに訪れてみてはどないでっしゃろうか。

ちょっと離れた、安堂からの方が近い所に「カタシモワイナリー」があります。

畑やワイナリーの見学が可能です。

直売所が併設されてるんで、純日本産の河内ワインが買えます。

日本のワインって国産ブドウを使ってるとは限りません。

だからといって品質が悪いとか、美味しくないってワケではありませんよ。

まとめ:堅下といったらブドウ。ブドウを狩りにきませんか?

堅下といったらブドウ。ブドウを狩りにきませんか?

引用:Google Map

堅下は、この辺一帯の平地全部のことを指してました。

法善寺から安堂、高井田も含めて堅下でした。

1939年に柏原町と合併して消滅しました。

栽培していた綿が売れなくなってからはブドウに転向。

偶然にも追い風も吹いて、日本一のブドウの産地となりました。

今はそうでもないけど、大阪府内で見れば堅下エリアが中心です。

<<法善寺

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