撮り鉄の鉄道ノート

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近鉄・大阪阿部野橋駅が乗降客数1位になる3つの理由

近鉄・大阪阿部野橋駅が乗降客数1位になる3つの理由

先日は鶴橋駅近鉄で利用者数2位だという事は言いましたね。

で、1位は大阪阿部野橋駅だ、と。

なんで大阪阿部野橋駅近鉄で1位なの?

難波は?名古屋や四日市より多いの?なんで?

はい、その理由は3つあります。

この3つの理由で、大阪阿部野橋駅にお客さんが集中するわけです。

近鉄大阪阿部野橋駅が乗降客数1位になる3つの理由

近鉄・大阪阿部野橋駅が乗降客数1位になる3つの理由

これは近鉄が1日の乗降人員を調査した、2018年11月13日の結果です。

近鉄HPより、駅の情報「主要駅構内図」が出る22駅からTOP5までを出します。

主要駅人数
大阪阿部野橋162,589
鶴橋161,451
大阪難波134,288
近鉄名古屋106,217
京都83,478

京都駅の下に大阪上本町。次いで、奈良。その次点が日本橋で、更に次が西大寺でした。

鶴橋を抜いて大阪阿部野橋駅が1位ですね。

それでは、どうして近鉄で名古屋や難波。鶴橋までも出し抜いて1位になったのか、解説していきます。

行き先が集中する

近鉄南大阪線を利用するほとんどのお客さんは、終点の大阪阿部野橋駅に向かいます。

大阪阿部野橋駅は、イコール天王寺だし、天王寺は更に乗り換えでJRの環状線。そして大阪メトロのドル箱路線である、御堂筋線谷町線が通っている大阪の超重要な駅です。

大阪市東住吉区という所も走ってますが、東住吉区の約90%が住宅地。

大学も阪南大学四天王寺大学があるんですけど、それ以上に天王寺まで乗り通して通勤や通学する人が多いために、大阪阿部野橋駅に人が集中するんだと思います。

沿線が大阪のベッドタウンだから

沿線が大阪のベッドタウンだから

南大阪線

東住吉区松原市羽曳野市藤井寺市・富田林市

あまり大きな産業もなく、中小企業がチラホラとあるような地域なので、全員が全員同じ市内で働けるような地域ではないみたいで

大阪市の方へ働きに出るという人が多いという感じ。

またあとでお話しますが、そのために南大阪線の運転頻度はかなり高く、1時間に最大18本運行されてます。

平日のお昼でも1時間15本という頻度で電車が行き交ってます。

そのうち普通(各駅停車)は6本と10分に1本ペースでやってくるので、かなり便利ですね。

とはいっても藤井寺~阿部野の話ですが、藤井寺~古市の間でも準急が仕事をしてくれてるんで、それでも日中は最低でも1時間に6本。

使う人が多いから電車を走らせ、しかも行き先が集中するから大阪阿部野橋駅が1位になったんでしょう。

近鉄南大阪線の競合路線があまりない

南大阪線は、並行する路線がほとんどなく、お客さんが集中してしまいます。

一部ではJR大和路線や大阪メトロ谷町線もありますが

そんなに近い所はほとんどなく、互いに空白地帯を埋め合ってる感じで路線があります。

大阪阿部野橋駅のちょっとした話とか

大阪阿部野橋駅のちょっとした話とか

なんで阿部野にメチャクチャ人が集まるのか、その理由は分かったかと思います。

では次は、ちょっとした阿部野や南大阪線と関係している話を適当に。

南大阪線はもう、いっぱいいっぱい?

南大阪線は最大で1時間に18本も電車が行き交ってる過密路線です。

そんなに電車走らせて大丈夫なんか?ってくらいの数なんで、待避駅がどんだけあるのかと言うと

となってました。見事に3駅ごとに待避駅が作られてました。

先日もお話しましたが、待避駅は3駅ごとに置くと輸送力を最大化できるという論文がある。と言いましたね。

まぁ詳しい理屈はよく分かりませんが・・・

確か、種別も3種類までだったような。

参考論文:列車ダイヤ作成の見地よりする待避線の機能の解析とその計画原則(PDF)

色々と細かい事を省いて考えているらしいんで、絶対ではないですが理論的には理想に近い構造なんだろうと思います。

でも多分ですが、ラッシュ時はもうこれ以上増やすのは、少し厳しいのかもしれません。

大阪阿部野橋の乗り換えは、どっちがラク

地上(橋上)ルートと、地下ルートがありますが

地下鉄乗り換えは、絶対に地下。だけどJRも地下の方が分かりやすくて楽だと思ってます。

だって、橋上ルートはアップダウン多いから疲れる・・・

毎日使ってる人は気分によって変えると良いかもしれませんね。JRを使う人は。

阿部野と阿倍野。どっちが正しいの?

基本的に「あべの」は「阿倍野」と倍の方を使うようです。

だけど、神社や近鉄は部の阿部野

どっちやねん

どっちかが間違ってるワケではないそうです

阿部野の地名の由来で、有力視されてるのは

豪族の阿部氏が居た地域だから。

といっても“あべの”の辺りは昔から「阿倍野」と「阿部野」がごちゃ混ぜになってたようです。

行政とかが「阿倍野」にしたのは、土地台帳や戸籍原簿には「倍」を使ってたから。

近鉄が「部」にしたのは、室町以降は「部」がよく使われたし、天王寺村の大字名も「阿部野」だったから。

大字(おおあざ)ってのは、今でいう町って感じ。

奈良県奈良市小西町の“小西町”が昔でいう大字。

正確かどうかは微妙ですが、そんな感じと思っといて良いでしょう、うん・・・知らんけど

参考:地名の謎・大阪「阿倍野」それとも「阿部野」?

それでは、今回はこの辺で

阿部野発、青の交響曲・側面展望の動画

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