引用:Google Map/与兵地の天然水さん
生駒鋼索線の山上線にある駅です。
ついに来ました、鋼索線。
で、前から予定してた事ですが、山上線の梅屋敷もしくは霞ヶ丘が出た場合は1つの記事にするので、この記事で2つの駅をやっちまいます。
梅屋敷駅は何のためにできたの?宝山寺奥の院とは
引用:Google Map/Kenji Sugisakiさん
先にできた宝山寺線の宝山寺駅よりは、お寺に近くて坂道を登る事なく行けます。
ただ・・・山上線は本数が少ないので、利用は計画的に。
梅屋敷駅
1929年3月27日に開業しました。
生駒ケーブル山上線ができた日です。
この路線の主な目的は、生駒山上遊園地のアクセスルート。
その途中に梅屋敷駅を置きました。
という理由(?)で梅屋敷駅ができました。
宝山寺・奥の院
引用:Google Map
奥の院に焦点を当てます。
奥の院は、655年に開かれた修行のための場所で、空海も修行していたようです。
護摩行ができる所らしい。
火がメラメラと燃えている所に、木を投げ入れてお経を読む修行です。
また、奥の院ができた時から多くの仏像が安置されてました。
そんな建物なんで、わりと重要度が高いと思われます。
なのに宝山寺駅からは、えっちらおっちら歩かないと行けない・・・大変だという事で駅ができました。
参考:奥の院
どっからでてきた「梅」
なぜ梅屋敷駅なのか・・・それは、よー分かりませんでした。
アンド検索したら、養護老人ホーム梅寿荘が出てくるんですけど。
お手上げです。
霞ヶ丘駅はどうして作られたの?ケーブルカーの仕組みから解説
引用:Google Map/Masato Fukuiさん
梅屋敷駅は宝山寺へのアクセスを少しでもラクにしようと、できた駅です。
ですが、その隣・・・霞ヶ丘駅には何もありません。
あるのは登山道。
そして、生駒山リトリートセンターです。
これについては後に簡単に紹介しときます。
梅屋敷駅が原因。霞ヶ丘駅
梅屋敷駅の隣、霞ヶ丘駅は特に周りになにかある所ではありません。
生駒山の山道の途中にある、ただの駅。
これは梅屋敷駅に車両を止めた時に、もう片方の車両が停まるための駅です。
と思うだろうけど、それはそれで大変なのよ。
ケーブルカーの仕組み
ケーブルカーは、つるべ式(交走式)が一般的です。
これの良い所は
小さなエネルギーで車両を上下に動かせる事です。
ケーブルカーの車両は電車に比べたら軽いですが、10t弱はあります。
※近鉄のケーブル車両の仕様は分からんかった
そんな何トンもあるものを上げたり下げたりするのは、どえらい大変な事です。
機械に大きな負担がかかるし、ものすごいエネルギーを必要とします。
ですので、滑車の先の両方に同じ重さの車両を繋げることで・・・
釣り合った状態にしてやります。
もちろん、乗ってる人の重さ分の差は出ますが、車両の重さからしたら大した差ではありません。
定員数も決まってるんで、危険な重量差になることは無いのです。
これで最小限の力で、安全にケーブルカーを運行できます。
ポツンとある生駒山リトリートセンター
霞ヶ丘駅の近くにある、謎の建物。
ここでは生駒山の中で自然に囲まれながら、生駒市の市街地を眺めながらヨガができる所です。
宿泊も可能らしく、ヨガ合宿ができるみたい・・・
まとめ:梅屋敷駅は宝山寺に対するお礼駅かな?
引用:Google Map
そっから坂道を上がっていくのが大変でした。
ということで出来たのが梅屋敷駅。
山上線の主目的は、生駒山山上遊園地ですけど・・・梅屋敷駅もあったらラクだろうね、と思って設置したのでしょう。
そんでケーブルカーの構造上、もう片方の車両が停まってまうから、霞ヶ丘駅も置いた・・・という事。
わざわざ置かんでもいいと思いますけどね。
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