撮り鉄の鉄道ノート

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近鉄けいはんな線の延伸は夢のまま終わるのか

近鉄けいはんな線の延伸は夢のまま終わるのか

引用:Googleマップ

けいはんな線って延伸計画があるけど、どうなってんねん?

って状態ですよね。

さらに2019年6月には京都府精華町けいはんな線の延伸ウェルカムとおおやけに発表しました。

参考:京都新聞アーカイブ

ですが、近鉄側は特にコレといって動いてないので完全に精華町のオ〇ニー状態です。

一方で近鉄は大阪メトロ中央線側の夢洲延伸にともなって、集電方式の壁を超える装置を試作段階まで完成させた事を発表しました。

果たして、けいはんな線の今後はどうなるのでしょうか・・・

けいはんな線の延伸は近鉄どうこうの状態ではない

けいはんな線の延伸は近鉄どうこうの状態ではない

近鉄からしたら、けいはんな線

まだ費用回収中やし、お金あらへんわ

という状態。延伸の話があっても、近鉄が事業費出せるほどの余裕がないと考えられます。

で?話し合い解決してるの?お金は?

近鉄からしたら無言の圧力で、とりあえずお前ら(精華町木津川市)話し合い付けろや状態・・・なのかもしれません。

やるなら精華町案・新祝園ルート

個人的な感覚ですが、やるなら精華町案の新祝園ルートですね。

理由は3つ

  • 費用対効果が高い
  • 集電装置の開発が進んでいる
  • 新祝園には乗り入れるだけの敷設スペースがある

ですので、やるなら新祝園だと考えます。

案段階のルートはこうなってます。

新祝園ルート

学研奈良登美ヶ丘から先は北上し、国立国会図書館関西の前を通る。

県道72号線に沿い、そのまま京都線方向へ。

ちょうどぶつかる所は、学研都市線とのスキマや東側には余裕がある(民家が無い)ので、直接繋げる事ができそうなんですよね。

だから新祝園ルートが良いんじゃないかなぁと思ってます。

地下なのか高架なのか分かりませんが・・・

当然、木津川市は反発するだろう

俺らの所の方が住民が多い!

という理由で、木津川市は高の原ルートを推してます。

総工費は当然ですが高の原ルートの方が安いです。しかし、事業効果が小さいという試算が精華町から出ています。

まぁその試算が本当かどうか分かりませんけどね。

京都線への乗り入れも難しいルートとなってしまいます。

京都駅に入る時のような急カーブにするのか。

それとも乗り換えタイプか。ハッキリとした事は分かってません。

近鉄の態度は・・・

いやー、考えてません

というか、けいはんな線の事ばかり見てられません。近鉄の課題は多いのです。

そもそも論で、けいはんな線の延伸は優先度が低いでしょう。

というのも奈良交通バスで補完しているからです。

奈良交通バスは近鉄のモノですからね。(笑)

なにも、わざわざアホみたいにカネを使って鉄道を作らなくても近鉄グループはバスで稼いでいるから余計な事をしなくても良いのです。

つまり近鉄

このまま話なくなってしまえ(笑)

と思ってんじゃないかと・・・(^ω^;)

けいはんな線の歴史

けいはんな線の歴史

けいはんな線近鉄の路線の中でも1番新しい線路です。

特に生駒~学研奈良登美ヶ丘の部分が最も新しくて、2006年に開業してます。

生駒までは1986年に完成しているので、20年間放置されてますね。

実は中央線の計画は色々とあった

そもそも中央線は放出まで伸ばすとか、石切まで伸ばすとか、平野へ南下するとか色々と案がありました。

東西の行き来はもう1本あった方が良い!

と、大阪市が決め千日前線を計画し、南下政策はストップ。

生駒の発展が良いから、中央線をとりあえず石切まで伸ばす事に決めます。

でも、京阪や近鉄とぶつかるから、どないしようかと審議を重ねた結果

  • 大阪メトロは荒本まで延長
  • 京阪は交野・四条畷を通って荒本
  • 近鉄瓢箪山~荒本までの新線を

としたけど、京阪が

地下鉄の集電方式とはやっていけへんわ

ということでイチ抜けします。ですが近鉄

相互の集電方式の電車作るわ

と、言いましたが

やっぱウチ(大阪市営地下鉄)だけでしよっかな

と話をひっくり返し、放置されることに。(この時1963年)

9年後の1972年、最終的には大阪市が荒本までを作り、荒本から先の生駒は近鉄がやる事で話が決まり、中央線の延伸計画が再スタートします。

生駒から先の延伸が遅くなった理由

  • 登美ヶ丘まで伸ばす計画は後付けだった
  • 用地買収に手間がかかった
  • 運転士の人材不足

そもそも、登美ヶ丘あたりにアレコレ作ろうぜ計画ができたのが1982年の話です。

話が確定したのが1988年

そして生駒から登美ヶ丘まで延ばすぞーって時に試算したら

1000億円とか意味不明な数字が出たので、近鉄第三セクター方式でとりあえず始める事にします。

どういう事かと言うと、第三セクターを作ると国から補助金が出るからです。

その後で近鉄が会社を吸収してしまっても、特に国から文句を言われる事はないので、よく行われるちょっとした業界のテクニックですね。

結局、なんだかんだあって着工開始は2000年に。

目標は2005年開業でしたが、色々と手間がかかってしまい、2006年に開業しました。

ちなみに、けいはんな線の運賃は特別加算されてます。

けいはんな線の今後はどうなる?

けいはんな線の今後はどうなる?

とりあえず中央線の夢洲延伸は確定ですね。

ですけど、反対側の京都線方向への延伸は夢のまた夢へ・・・

精華町は決議まで出したのに、残念でした。

中央線の夢洲延伸はもっと前からあった

ずいぶん前の話ですが、大阪でオリンピックを開催するぞーって大阪市が調子に乗ってた時期がありました。

大阪市がまず動いたんですけど、後から大阪府も会議の場に出てきて、どっちがリーダーになるねん!と揉めに揉めました。

これは大阪市政令指定都市という、市町村でも特別な地域で、お金も権力も持っていたためです。

大阪は市がメチャんこ強く、神奈川みたいに円満解決できず、しばらく大阪市大阪府はケンカが続きました。

この時にオリンピック会場は夢洲にしよう!と計画してて(現)大阪メトロは

中央線、延伸するぞー

そんな気で居ましたが、大阪市大阪府が仲良くできず、オリンピック計画はダメに。

ですが、大阪万博2回目(2025年)の開催が決まった時に中央線の延伸計画が復活します。

そして中央線は夢洲の延伸が決まりました。

その先の舞洲桜島までの計画は一応ありますが、とりあえず夢洲までを2024年までに終わらせるようです。

さらに中央線を伸ばすかどうかは微妙で、JR桜島線を伸ばす方が現実的じゃね?と言われてます。

集電方式の壁を越えろ

集電方式の壁を越えろ

引用:夢洲直通列車向けの集電装置の開発について(PDF)

2022年5月23日、近鉄夢洲直通列車向けの集電装置開発の発表をしました。

今の所は試作品段階ですが、近畿車輛のことです。そのうち完璧に作るでしょう。

フリーゲージトレインはどうにもこうにも出来なかったのですが、試作品まで発表しているのですから、完成まで近いはずです。

問題は生駒駅周辺の工事ですね。

まぁそもそもですが、海外では架線と第三軌条方式の直通車両があるわけで、近畿車輛ができないワケがないでしょうよ。

というわけで、けいはんな線奈良線相互直通運転は2024年か2025年にはできるようになっているでしょう。

学研奈良登美ヶ丘から先の延伸は

もう、けいはんな線の延伸は完全凍結と言ってもいいかもしれません。

もしかすると、リニア中央新幹線の駅が延伸ルート辺りに出来る・・・そんな事も含めてわずかな可能性が残ってますが・・・

2022年4月15日に近鉄が出した今後の計画を読んでも、延伸とかの話はなかったので、直近には無いと考えられます。

結局は精華町の一人相撲だったという事ですね。

まとめ:けいはんな線はこれからもずっと

けいはんな線はこれからもずっと

引用:Googleマップ

精華町が延伸ウェルカム!と目をキラキラさせて正座待機してそうですが、近鉄けいはんな線延伸の気は無いと考えられます。

てか、そんな事しなくてもバスで稼いでるし、知らんがな状況でしょう。

どうしてもって言うなら、金だせコラ

って、裏で言ってるかもしれませんね。

それでは今回は、この辺で。またの。

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