引用:Google Map
伊勢中原駅は、伊勢中川駅の隣の山田線の駅で閑散エリアにありがちな
改札なしで簡易ICタッチと、構内踏切が設置された駅です。
今回はそんな駅をこねくり回して紹介してゆきます。
伊勢中原駅の開業から今。隣に駅ができかけた
引用:Google Map/まめ太郎さん
伊勢中原駅は山田線の開業当初からあり、何とか今も残ってます。
といっても山田線で廃駅になった駅はありません。
参急中原駅が開業
1930年5月18日に参急中原駅が開業しました。
この日は伊勢中川~松阪が開通してます。
わざわざ会社名を入れた理由は不明。
ただし佐賀県の駅は「なかばる」と読み、こっちは「なかはら」と読みます。
1941年3月15日には社名から地方名の伊勢に変更。
伊勢中原駅に改称されました。
近鉄伊勢線の廃止により駅追加の話が・・・
引用:Google Map
近鉄伊勢線は、かつて伊勢電気鉄道が所有していた江戸橋~大神宮前の路線です。
ほとんどが「近鉄道路」に転用されてます。
松阪~大神宮前は大東亜戦争中に廃止。
松阪~江戸橋は1961年に廃止となりました。
で、その時に中原とは三渡川を渡った海側・・・米之庄神社の辺りに米之庄駅がありました。
これが廃止になるんで
場所は伊勢中原駅と松ヶ崎駅の間で、紀勢本線とクロスする所あたり。
ですが、この話は全く進まず。
駅が設置されることはありませんでした。
伊勢中原駅は中原村から
開業時、伊勢中原駅あたりは中原村という村でした。
中原村が消えたのは1955年で、嬉野町になりました。
で、中原村は
引用:Google Map
だいたいこの範囲
☆→中原村役場でした。(現在は中原公民館)
その周りに中原小学校、中原幼稚園があります。
とまぁ一応、中原村の範囲内だから中原駅にしたのでしょう。
「中原」はどっから取ったの?
中原村は、嬉野田村・嬉野黒野・嬉野津屋城・嬉野須賀領・嬉野算所が合併してできました。
どっこにも中原はありません。
古代の奈良盆地南部を支配していた系譜に中原氏が居るが、関係は不明。
単純に「広がった原の中」と考えられます。
無人駅化
2005年2月21日から無人駅になりました。
今や改札自体がなく、ICカードの簡易タッチ機があるだけ。
ザ・田舎の駅って感じです。
駅の前には無料の駐車スペースがあります。
駐輪スペースについては松阪市議会でたまに議論になってますが
ちゃんと整理してる?って言ってるくらいで、施設を良くするとかの話はありません。
伊勢中原駅で降りる人は居るの?紀勢本線まで足を延ばすと・・・
引用:Google Map
伊勢中原駅の周りは農地と、ちょこっとの住宅。
撮影ポイントとしては、ありかもしれんけど
わざわざ観光に行く所とは言いづらいです。
中原神社
引用:Google Map
1910年頃に一帯の神社を合祀した神社です。
創建は不明・・・
初瀬街道沿いにあり、地元の人たちだけでなく旅人からも「灯篭の森」や「鶴の宮」として親しまれてきました。
大みそかの夜には、火の玉が上空を舞うなんて話があります。
また雨乞いの宮とも言われてて、農地の多い中原地区にピッタリな神社ですね。
社務所らしきものはありますが、常に人が居そうな神社ではありません。
御朱印情報は無し。
権現前や六軒あたりまで行くと
引用:Google Map
松屋製菓舗という和菓子屋
ローカル番組で紹介された店です。
他、権現前駅の近くは「旬前耕房ごん豆」も紹介されました。
引用:Google Map/パルティ公式
六軒の方には、新たにオープンした「焼き菓子とクレープのお店 パルティ」があります。
六軒駅よりもさらに海側なので、中原からは結構遠い。
店主が猫好きなようで、猫の形のクッキーとか、クレープに猫のデコレーションがあります。
猫好きなら話が合うかも。
まとめ:伊勢中原駅じゃなくJR東海の方が何かしらありそう
引用:Google Map/Samurai Pandaさん
伊勢中原駅の周りは・・・特に何もない。
それでも実は六軒駅や権現前駅よりも利用者は多めです。
もちろん近鉄の方が運賃は高いですが、列車の本数が多いってのが理由でしょう。
そのせいか、駅前にちゃんと「駐輪場」としてスペースがあるのは伊勢中原だけ。
屋根はありませんが、ちゃんとエリアが囲われていて、ラインが引いてあります。
この事からも近鉄はJR東海より重要視されてんだなぁと感じました。
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