
今回は近鉄の代名詞(?)柳駅です。
柳駅は鈴鹿線ができた時、起点と終点の間に設置された小さな駅なんですが、代名詞になるほどの駅らしい。
へぇ~ふーん(笑)とか思いながら柳駅の事を調べてみました。
- 柳駅が設置された、無視できない色んな(?)理由
- 柳駅の由来は植物か。元ネタの木はどこに?
- 鈴鹿市の名物と名所が柳に。初夏がオススメ
柳駅は鈴鹿線初期にできた中間駅。代名詞と言われる理由はなんじゃいな

引用:国土地理院地図
柳駅は1925年12月20日に伊勢若松駅~鈴鹿市駅(伊勢神戸駅)の開通と同時に開業しました。
位置は伊勢若松駅から2.2km
鈴鹿市駅から1.9kmほどの所です。
柳駅はなぜ初期から駅が作られた?
柳のあたりには確かに小さな街があるけれど、駅を置くほどの規模なんか?
そう思われてしまいますが、それなりに設置する必要があると言えます。
いくら昔の人が今よりも歩いてたか知らんけど、さすがに2kmくらいが限度です。
ちょうど真ん中あたりに柳町があり
若松寄りの土師町や鈴鹿寄りの肥田町。少し南の北玉垣町もカバーできる位置なので、駅が設置されたと思われます。
柳駅まではその半分程度なので、わりと良いポジションなのです。

柳駅の状況
- 駅舎なし
- 地上1面1線
- スロープあり
- 自転車置き場スペースあり
駅前広場と呼べるほどの整備はされてませんが、送迎でちょっと車を停めてられるほどのスペースはあります。
鈴鹿市でも特に柳駅をどうこう改善する話は挙がってないようで、近年のうちになにか工事する事は無いでしょう。
柳の由来。元ネタの木はどこ?

駅名「柳」はかつてあった柳村から取ってます。
柳村は1889年に合併して玉垣村の一部となりました。
この鈴鹿市の柳は、古くは「楊」と書いたんだとか・・・
参考:コトバンク:柳村
1192年の書物には「楊」1333~1335年頃は「柳」と書かれてたそうです。
ちなみに柳地区も神宮の御厨(みくりや)としてお供え物を作ってました。
さて、柳と楊はどっちも「ヤナギ」と読みます。
だけど植物的には種類が全然違っていて
- 柳:"しだれ枝"の木
- 楊:逆に真っすぐ伸びる木
と区別されてます。
どちらも大陸由来の漢字で、日本製漢字ではありません。
そしてどちらも川辺とかに自生する木なので、可能性としてはどっちもあり。
途中で「柳」と変わった理由は、どっちかというと柳の方が一般使用率が高い事。また、和の印象に近い事や宗教との親和性が高いことから採用されたと思われます。
※柳は浄化の象徴でもあるため、神道や仏教でもよく関連する
で、実際この地区に柳の木があるんかどうか・・・と言ったら、多分無い。
その代わり(?)に全然違うけど綺麗なもんがあります。
柳駅周りにある名所と名物

柳駅は駅の北側にちょっとした町があって、南側は農地が広がっているまさに田舎っぽい駅です。
何もないのかなーと思いますが、ゼロというわけではありません。
玉垣のアジサイ

柳駅のあたりから若松方面に向かって、2kmほどのアジサイロードがあります。
線路のすぐ近くにあるので、季節になると結構良い写真が撮れるでしょう。
参考:玉垣のアジサイ
鈴鹿あられ・西川製菓
というかお茶請けじゃなくてお茶にぶち込んだり、出汁に入れて食べる事もあるそうです。
もちろん、そのままでも美味い。
色んな種類があるので、飽きません。
まとめ:柳駅が近鉄の代名詞といわれる理由は知らん

伊勢中川の人がえらい推してきましたが、特に理由はなさそうでした。
まぁアジサイが咲く時期はオススメですな。
個人的には米菓子も好きなんで、鈴鹿あられはちょっとで良いから食べてみたいなーとは思いました。
SNSに撮った写真を載せてるので、ぜひご覧ください。
Instagram
↑毎日20時頃に更新!主に近鉄車両を撮ってます。
X(Twitter)
アカウントをお持ちの方はぜひフォローを。
PIXIV FANBOX
特に良く撮れた写真をアップします。

