引用:Google Map
近鉄名古屋線と何となく見ていたら、川越富洲原駅の四日市側に無駄なスペース(?)があるなぁと思ったので色々と調べてみました。
- 四日市側のスペース何やねん
- あのスペースができた経緯
- 駅名の由来
この辺が分かったので、好き勝手にまとめておきました。
川越富洲原駅の南側にある謎スペース
引用:Google Map
まず最初に気になったのは川越富洲原駅の南側、四日市側にあるスペースでした。
この疑問をまず解消しましょー
川越富洲原駅の南側にあるスペースは・・・
結論からいいますと、あっこは保線基地です。
ですが、ちょっとだけ駅から離れてますね。
基地と駅の間には踏切がありますし
これには駅の歴史にヒミツがありました。
保線基地は旧駅の場所
引用:国土地理院地図
川越富洲原駅は元の駅から移転した結果です。
元の駅は今の駅より300mほど四日市側にありました。
ちょうど保線基地の場所ですね。
移転したのは1945年、桑名側にあった川越駅と統合しました。
理由は恐らく駅間距離が短いことでしょう。時期的にも色々と制限しなくちゃいけません。
日付の記載がなかったので、夏よりも前なのか後なのか分かりませんがね。
富洲原駅と川越駅の距離は
だいたい1.3キロほどです。
前後の駅との距離は
ですので・・・
それぞれの距離 | 総距離 | |
伊勢朝日 | 0 | 0 |
川越 | 1.7 | 1.7 |
富洲原 | 1.3 | 3.0 |
富田 | 1.2 | 4.2 |
駅間距離はこんな感じです。
ちょっと駅が密にありますね。まぁ私鉄ならゆうて「そんなに駅間短い!」ってレベルじゃないと思いますが。
という国からの命令があって、仕方なく駅を減らした・・・のかもね。
川越駅は完全になくなり、富洲原駅は保線基地に転用することに。
土地の貰い手がなかったのか、それとも基地があまりなかったから、この機会にと転用したか。
川越富洲原駅の駅名の由来
引用:Google Map
漢字5文字の駅は近鉄ではちょっと珍しいですな。
方角とか「口」「前」「大阪」「近鉄」などが付いてない駅に絞ると、限られてます。
まぁ地元の人なら分かるかと思いますが、地名が合わさった駅名なんですよね。
川越町
色々な町が合併してできた町なのですが、ちょうど朝明(あさけ)川が間に挟まったことで、町の名前を「川越」とした・・・らしい。
合併する前、特に大きな町が無かったのだと思います。
富洲原地区
この町の由来がまた面白く
- 富田一色
- 天ヶ須賀
- 松原
この3つが合併してできた町なので、1文字ずつ取って「富洲原」としました。
実は駅統合後も「富洲原駅」だった
1945年に富洲原駅は川越駅と統合、今の場所に移転しました。
ですが、駅名は「富洲原駅」のままでした。
この移転時に作られた木造駅舎は、文化財レベルのものでしたが、保存されることなく取り壊される事になりました。
富洲原駅が新しくなる時、整備事業なども含めて川越町はたくさんのお金を出す事に。
と、交渉したのかもしれません。
当初は「富洲原川越駅」に変更するつもりだったようですが、川越町のサポートに忖度して「川越富洲原駅」にしたみたい。
ちなみに、駅舎の改札外は川越町のものなので、一見、駅の敷地のように思いますが、扱いとしては公道と同じなのです。
まとめ:川越富洲原駅はわりと便利なところ
引用:Google Map
川越富洲原駅は普通と準急が停車する駅で、桑名まで8分程
四日市まで10分ほどの、ちょうど良い距離にあります。
それでいて商業施設もそろっているので、便利なところでしょう。
そんな事を感じる、2023年1月27日の今日この頃・・・(-_-;)
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