吉野駅は吉野線の終点駅。普段はオーバースペック気味な駅構造ですが、桜シーズンが極端に凄いので、大きめに作られてますね。
吉野は古くから有名で、第15代・応神天皇の時代から知られてました。
そんな吉野の歴史とか、由来。駅の歴史やら周りに何があるねん・・・と、いつものように紹介してゆきます。
吉野駅は二代目。初代はどこにあった？吉野駅の歴史
吉野駅は実は二代目です。初代は現在、六田駅となってます。
どうしてこうなったのか、その理由は吉野線の開業うんぬんに関わってました。
吉野駅（初代）の開業
初代、吉野駅は今の六田駅にありました。
なんで最初っから今の吉野駅まで通さなかったのか・・・
- 鉄道免許は北六田までだった
- 旅客と貨物を想定していた
ということで現在の吉野駅まで鉄道を通す事は、そもそも出来なかったのです。
吉野駅（二代目）の開業
1928年3月25日、吉野駅が開業しました。
現在の六田駅～吉野駅までが延伸開業し、吉野線がほぼ全通しました。
吉野駅の場所については、まぁ他に無いんで特にアレコレ悩む事は無かったと思います。
土地も多分あったようで、最初っから桜シーズンに耐えられるよう、大きめに作ったと考えられます。
※特に駅の改造情報がなかったため
吉野の桜
吉野といえば桜ですが、桜の始まりは西暦700年頃が始まりだそうです。
役行者が修行中に、
それから山桜が御神木とされ、少しずつ植えられて凄い数の桜となりました。
それ以前の吉野は、桜は無いけれども景勝地として皇族の静養地みたいな感じで有名でした。
歴史をさかのぼると、応神天皇（15代）くらいから有名だったようです。
歴史上、有名な人がちゃんと花見として吉野を訪れたのは豊臣秀吉と言われてます。
（だけど、本当に最初かどうかは知らん）
「吉野」の由来
吉野の由来は2つほどあります。
- 「良い野」や「
佳 しい野」から - 「
葦 の野」から
どっちかというと、美しい山という意味の前者の方が有力かもしれませんね。
参考：古代吉野の歴史と伝承
吉野といえばのスポット、桜の楽しみ方
吉野といえば桜ですが、有名すぎてメチャクチャ人が来ます。
また時期に合わせて青の交響曲に乗って行きたい！のも分かりますが、座席が取れたらラッキーくらいの気持ちで特急券を確保しましょう。
シーズン中は特急の本数が増えるので、多少は妥協した方が良いです。
吉水神社（一目千本）
吉水神社がどうのこうのというよりは、神社の敷地から見える一目千本で有名です。
ロープウェイの駅から降りて、まぁまぁ歩きます。
案外歩く事や、ここで満足できる事もあって、私は吉水神社まで行って、トンボ返りしました。
帰り道はロープウェイを使わなくても、駅を少し超えて「七曲り」から降りて行くルートもあります。
七曲りにも桜が植わっているので、ゆっくり観ながら降りていくのもアリです。
往復ロープウェイ料金の節約にもなります。
金峰山 寺
ロープウェイ駅まで上がって、少し歩いた所にあります。
金峯山修験本宗の総本山です。
吉野あたりからの一帯は古くから
本堂や仁王門が国宝・世界遺産です。
世界遺産といっても寺が登録されてるワケじゃなくて、吉野全体が認定されていて、その中の1部って感じ。
本堂は結構デカくて、木造古建築としては東大寺に次ぐ大きさです。
仁王門もデカくて、高さ20mもあります。
本堂蔵王堂の拝観料は800円です。時間は朝8時30分から16時まで。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
吉野が世界遺産に登録されてますが、これは単独ではなくて高野山や熊野。それぞれを結ぶ道も含めて登録されてます。
ちなみに「熊野古道」もこれ。
吉野あたりには75番、柳の宿がありました。正確な場所は六田駅と大和上市駅の間あたりの吉野川の南側です。
吉野から熊野あたりまでのルートは距離で言うと80kmほど。
1000m級の山が連なっているので、結構大変です。
地域柄、雨が降りやすいため山道は滑りやすいし、一部は女人禁制の地帯もあるので、無計画に吉野からの古道を歩かないようにしましょう。
上千本や奥千本の行き方
奥千本までは入口までのバスが出ています。
上千本は歩いて登っていくか、奥千本口バス停から下るのが良いです。
わりと見かける吉野の高い所からの写真は、上千本付近からのもの。
展望スペースもありますが、所々開けている所があるので、そこから撮影したものと思われます。
下から見る景色と全然違いますし、夜になったらライトが点くので、メチャクチャ綺麗です。
時間、体力のある方はぜひ行ってみてください。
まとめ：吉野行くならやっぱり春
吉野に行くなら、やはり春の桜シーズンです。
街中で見かけるソメイヨシノとは違い、山桜なので微妙に違う色の桜が山一帯に植えられていて、見ごたえあります。
超有名なスポットなので日本人だけじゃなく、外国人観光客も結構居て人がかなり多いです。
だけど1度は行ってみてほしい。
現地まで行かないと楽しめないものもあるんで。
SNSに撮った写真を載せてるので、ぜひご覧ください。
Instagram
↑毎日20時頃に更新！主に近鉄車両を撮ってます。
X（Twitter）
アカウントをお持ちの方はぜひフォローを。
PIXIV FANBOX
特に良く撮れた写真をアップします。
