撮り鉄の鉄道ノート

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富田林駅の由来は環境由来か?保存地区があるけど、なんか関係あるんけ

富田林駅の由来は環境由来か?保存地区があるけど、なんか関係あるんけ

富田林駅近鉄の中でも結構古い駅の1つで、次点古参の駅。

富田林といったらあの教団ですけど、最近はどうしているのやら。

もう1つが重要伝統的建造物群保存地区ですが、それは富田林西口駅で紹介したので、富田林そのものの由来とか歴史を紹介してゆきます。

この記事の内容
  • 富田林駅の歴史。今後の整備予定
  • 「富田林」の由来と、街の歴史
  • 世界遺産にならなかった古墳群

富田林駅が長野線で特に優遇されているように見える理由

富田林駅が長野線で特に優遇されているように見える理由

引用:国土地理院地図

富田林駅近鉄長野線の中でみると、駅の設備が結構充実している方です。

  • 複線区間
  • 始発で阿倍野方面の運用がある
  • 駅前広場、バスターミナルあり

これらは単純に長野線を通る区間で、市の代表駅だから・・・という理由です。

富田林駅の開業

1898年4月14日、古市~富田林間が開通。開業しました。

この区間近鉄でも2番目に古い開通区間です。

長野線は、道明寺線とそのまんま繋がっていて、柏原‐古市‐富田林‐河内長野と繋げる計画でした。

ですので富田林はあくまでも計画の中にある、デカい街だからという理由で駅が設置されました。

喜志駅との間にあった宮ノ前駅(旭ヶ岡駅)

今は富田林駅の隣(上り)は喜志駅ですが、かつては間に宮ノ前駅(旭ヶ岡駅)がありました。

場所はこの辺り。

1920年4月1日に一時廃止し、旭ヶ岡駅として復活・・・したけれども大東亜戦争中に休止。

そのまま復活せずに1974年7月20日に完全廃止となりました。

延伸と駅設備

1902年3月25日、富田林から滝谷不動までが延伸開業しました。

河内長野まで繋がったのは同じ年の12月でした。

富田林駅は位置関係上、南側が正面となっていてしばらくは南口だけ。北口が増設されたのは1981年の事でした。

これは1960年代あたりからの人口増とニュータウン増設によって、利便性のために作られたって感じ。

1987年10月25日には富田林~喜志が複線化

2013年3月に南口駅前広場の工事が完成し、バスターミナルも改修されました。

富田林市は住む所によっては、南海の金剛駅も選択肢になりますが、それはあくまでも新住宅地の方。

古くより富田林と言われてる地域に住んでる人は、富田林駅から天王寺へ向かうのが便利なので、市のハブ施設として結構整備されました。

参考:富田林市地域公共交通計画資料編2023年3月(PDF)

富田林の由来。あの教団との関係は?

富田林の由来。あの教団との関係は?

富田林には重要伝統的建造物があり、富田林駅の南に広がってます。

そこがどうやら「富田林」由来の地らしい。

また富田林といったらPL教団が思い浮かぶでしょうが、何か縁でもあるのでしょうか。

「富田林」の由来

富田林は1559年に寺内町が作られた時、証秀上人しょうしゅうしょうにんが名付けた「富田の芝」と名付けられたのが由来です。

元々は荒れた土地だったそうですが、整備された街を作りました。

めっちゃ計画的に作られた寺内町は、それまでにあったかどうか知らんけど、歴史的に貴重なものです。

農業云々というよりは、荒れた芝地を整備した事から反対の意味である「富田」を付けたのだと考えられます。

証秀上人は極楽浄土の町を作ろうと計画したので、願いを込めて富田としたんでしょう。

参考:富田林発祥の地 じないまち

寺内町の事は富田林西口駅で紹介したんで、こちら→富田林西口駅の近くには重要伝統的建造物があった。それと相反する学生街

PL教団

富田林にはPL教団の象徴的な建造物があり、今や本部やら学校やら病院やら何もかも集約されてます。

最初っからここ富田林に縁とかあるんか・・・と思いますが、実際はそうじゃなくて

元々は「ひとのみち教団」として、河内永和駅のすぐ近くにありました。

関連記事はこちら→河内永和駅は富田林より先にあの宗教法人と関わりがあった。名残が無いけど、どうした?

何があったのかというと

細かく読んでないから間違ってるかもしれんけど、天理教みたいな理由で富田林に腰を据えたという理由ではないみたいです。

天理教についてはこちら→天理駅は宗教都市「天理市」の代表駅。26日の月次祭や"おぢばがえり"について深掘りしてみた

PL教団は1953年から2019年まで毎年8月1日に教祖祭PL花火芸術を開催してましたが、コロナの影響や宗教法人収益の減少を理由に開催を中止しています。

復活する事はあるのでしょうか・・・

復活すれば、また近鉄は花火対応の列車さばきを魅せてくれると思います。

富田林駅からバスで行ける所・・・地味すぎるけど許せ

富田林駅からバスで行ける所・・・地味すぎるけど許せ

富田林はどっちかというと住居地区。ベッドタウンって感じの所なので、観光エリアとはあまり言えない場所です。

教祖祭PL花火芸術があれば特定日の混雑率は半端ねぇんですが、それ以外はだいぶ穏やかな感じやと思います。

大阪府立 近つ飛鳥風土記の丘

コミュニティバス石川線に乗って行けます。

住所上は河南町富田林駅のバスターミナルから行くのがベターです。

ここは日本を代表する古墳群であり、大阪三大古墳群の1つ「一須賀古墳群」

園内には102基の古墳が保存されていて、40基は見学できるようになってます。

また梅や桜があり、春は花見に良い場所です。

ちなみに大阪の他の群集墳は、高安古墳群(八尾市服部川)と平尾山古墳群(柏原市高井田)。

どちらも近鉄沿線です。※高井田関西本線高井田駅が最寄だが、安堂駅・河内国分駅からでも行ける

ここには博物館もあります。

  • 開館時間:9時45分~17時(受け付けは30分前まで)
  • 休館日:月曜、年末年始(月祝は火曜休館)
  • 入館料:大人310円

現在、改修工事中のため展示室は2026年3月31日まで閉鎖されてます。

詳しくはこちら→大阪府立近つ飛鳥博物館

大阪府立金剛高等学校

住所上は富田林藤沢台ですが、利便性的に金剛と名付けられたみたいです。多分、知らんけど。

南海高野線の金剛駅からもアクセスできるし、富田林駅からもバスが出ています。

難易度は中くらい。

陸上競技部ソフトテニス部が強く、近畿大会の出場実績があります。

偏差値的に近畿難関私立はまぁまぁ頑張らないと難しいですが、行けん事はありません。

普通科の高校で、2年生からは4つのコースに分かれます。

  • 文系
  • 理系
  • 看護医療、栄養系
  • 福祉教育、保育系

看護師や栄養士、保育士や福祉関係に進みたいと決めた人は、下2つのどっちかを。

まだ進路を決めきれん人は、自分の得意な方(文系か理系)を選んだら良いと思います。

まとめ:富田林の由来は想像外だった

富田林の由来は想像外だった

富田林はパっと見、木が生い茂った所なんかな?と思うような地名だけど、全然違いました。

とある坊さんが名付けた「富田の茂」が由来でした。

富田林はやっぱベッドタウン仕様の町なんで、住むかどうかの候補にって感じ。

ただ個人的な意見としては、金剛駅に近い方が便利だと思います。(笑)

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