
引用:国土地理院地図
高角駅って駅名はちょっと珍しい?そもそも「角」(つの)が珍しい気がしますね
調べてみると読み関係なくヒットするのが12件
同じく「つの」読みは高角を含み3件でした
参考:ことばさあち
ちゃんと調べたら、まだあるかも?
今回は近鉄湯の山線にある、ちょい珍しい名が付いた駅を紹介してゆきます。
- 高角駅と言われるようになった理由
- 高角駅の成り立ちと高角エリアの歴史
- 20年に1度行われる特別な行事
高角駅、地名から取ったその名、元祖の由来とは

高角駅は四日市市高角町にある駅です。
といっても高角町の中心街は駅の近くではなく、三滝川より北。
しかも四日市市に編入する前にあった「
高角村
高角村はまぁまぁ昔からあり、1889年4月1日に周辺の村と合併して神前村となりました。
その後に近鉄湯の山線(当時は四日市鉄道の路線)が開通。
1913年6月1日、伊勢川島~湯の山温泉の開通時に高角駅が開業しました。

引用:国土地理院地図
1974年~1978年の航空写真でこれ。
駅の周辺はポツポツと・・・高角の主要エリアは川を渡った北側ですね。
高角を含む神前村は、1954年7月1日に四日市市に編入しました。
で、前後の駅・・・伊勢川島駅は開通時からあるし、桜駅も開通時からありました。
- 高角駅の周りはほぼ何もなかった
- 三滝川の北には住宅エリアあり
- 川島~桜は3.4km離れている
3.4kmはちょい郊外だとまぁ普通の駅間距離ですけど、この辺りはそんなに郊外でもないし、ちょっと歩くけど民家がまぁまぁある所なので、駅を設置したんでしょうな。
ゆうて徒歩10分圏内です。
そこにあったのが高角村(かつての地域名)だから、高角を採用しました。
「高角」の由来
高角の由来、公式的には不明でした。
参考:三重県四日市市神前地区コミュニティサイト郷土の概要(PDF)
高角辺りは神宮に奉納する農作物を作る農村として活気があった所だったらしく、高角御厨と呼ばれてました。
また、三日平氏の乱の時、若菜盛高が築城した高角城があったらしい。
平家が滅亡したが、平氏の残党が起こした反乱だが、3日ほどで制圧された。
若菜は反乱軍のリーダー的な存在で、反乱を起こした首謀者の1人。
高角城は原形をほぼ残してませんが、高角エリアより少し山側にある大日寺付近だそうです。
とまぁ、鎌倉時代からその名称を使っていたので歴史はかなり長い地名だと思われます。
あくまでも推測だけど
- 「角」という地名は地形を由来とする場合がままある
- 突き出た場所などを指す場合が多い
- 地形ツールなどを見たらなんかあった

引用:国土地理院地図/編集:撮り鉄の鉄道ノート
この端っこ、少し突き出た部分がありますが、住所上は高角町ではありません。
だけどさっき紹介した大日寺が、ツノ部分っぽい所のふもとにあります。
高さは、周りの平地部より30mほど高いです。
もしかしたら、こいつが高角の由来かも・・・
高角駅の状況
高角駅は1964年に湯の山線全体の更新工事をやったくらいで、特に大きな変化はありませんでした。
相対式の2面2線地上駅で、駅舎と改札口は北側にあります。
これは高角エリアが川を超えた先にあるためですね。
南側のホームとは構内踏切で接続。
駅前には駐車場や、ちょっとしたスペースがあり、車での送迎がしやすいように出来てます。
ですので、今以上に手を加える必要が無さそうな駅なんですけど・・・
2025年2月に四日市市長が「高角駅駅前広場の整備に向けて協議を行う」と発言してました。
参考:四日市市議会会議録
この話がどこまで進んでいるのかは、知らん。
続報を待ちたいと思います。
高角駅エリアで行われる20年に1度の神事

高角あたりも住宅ばかりではありますが、かなり古い神社があったり
鎌倉時代にひと悶着あったり
結構、歴史のある街です。
神前 神社
駅から1.1kmほどの場所にある小さな神社です。
この神社はかなり古い神社で、927年にまとめられた神社リストに掲載されている神社。
神宮が式年遷宮をするごとに古材をここまで持ってきて使う神事が行われてます。
第63回の式年遷宮は2033年に予定です。
だけど、1年で済むもんじゃないので神前神社のお木曳きの神事は結構ズレて開始されるでしょう。
詳しい日程は、こちらで分かるかも→神前地区コミュニティサイト
神社の前には清めの泉・今上天皇(上皇陛下)80歳記念(池修復)の碑があります。
三重県立四日市中央工業高等学校
高角駅からは徒歩で25分かかるので、バスルートが便利。
四中工、中央、中央工業と呼ばれていて、サッカー部がかなり有名です。
小倉隆史、中西永輔、坪井慶介、浅野拓磨など多くの選手を輩出しています。
工業高校としての実績もしっかりあって、多くが高卒で就職。大手の会社に入る人も居ます。
高角山 大日寺
駅から1.2kmほどの場所、天台宗の寺です。
ここにある大日如来様は、四日市で最も大きな仏像らしい。
この辺りに三日平氏の乱で築城した高角城があったそうです。
弁慶石という石碑がすぐ近くにあり、その名前の通り弁慶が滋賀県から背負ってきたとか言われてます。
常識的に言えば無理な大きさですけどね。
石の真ん中あたりには斜めに真っすぐのヘコみがあり、それが縄の跡なんだとか・・・
まとめ:高角駅で日本を感じる

高角駅は駅の周りがちょっと寂しいけど、川を渡った先の主要エリアに何やかんやとあります。
紹介したのは寺社くらいですけど
神社は由緒ある神社だし、神宮のお下がりを毎回受ける神社
寺はかつて高角城があった場所で、本尊の大日如来は結構大きく、弁慶の伝説も残されています。
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