どうも。おはこんばんちわ。
今日は近鉄の代表的な特急、しまかぜの話をしようと思います。
しまかぜといったら、1日に1往復の超特別な近鉄の観光特急で、大阪・京都・名古屋からそれぞれ出る伊勢志摩方面の特別な特急ですね。
実はこの“しまかぜ”の売上を計算をしてみると、他の特急に比べて利益が少ない事が分かりました。
ただでさえ鉄道利益が出てないだろうに、こんな特急走らせるとかホンマ、アホとちゃうか?と、近鉄好きが勝手に言う記事です。
それでは実際に“しまかぜ”と他の特急。満席になった時にどんだけ差があるか見てみましょう。
しまかぜと他の特急との差額は
近鉄は“しまかぜ”の他にも伊勢志摩ライナーと汎用型特急。名古屋発についてはアーバンライナーも使っていますね。
で、結論からいうと
ほとんどの特急が、しまかぜよりも利益を出す事が分かりました。(満席の場合)
しまかぜ・伊勢志摩ライナーの比較
条件として、鶴橋・伊勢市で比較します。乗車券は省いて計算しますね。
- しまかぜの定員数:138人
- 特別料金:1340円
- 特別車両料金:840円
- 個室券:1050円(2室)
以上を合わせると、30万2940円でした。
- 定員:281人
- 特急料金:1340円
- DXシート:320円(39席)
合計で38万9020円でした。
なので、伊勢志摩ライナーが満席になる方が売上高が高いですね。
しかも、しまかぜはアテンダントも乗ってるので、アテンダントの給料をマイナスとして考えると、しまかぜの利益はもっと下がる事になります。
更に更に。
しまかぜは基本的に週6運行だし、1日に1往復。
伊勢志摩ライナーと比べたら雲泥の差ですね。
もう一回言います。近鉄アホとちゃうか?もっと取らないとバランス悪いでっせ・・・
しまかぜ・ビスタカーを比較してみた
ビスタカー4両でも比較してみましょう。
伊勢志摩ライナーと比較しても、まぁまぁ差が開いたんで他の特急でも、ちょっと座席数が少ない特急を選んでみました。
- 定員:248人
- 特急料金:1340円
合計で33万2320円。おっと、ビスタカーの方が3万円ほど儲かりますねw
さて、次はAceで比較してみましょうか。
しまかぜ・Ace/ACEを比較してみた
近鉄の汎用型特急でもAce/ACEは、個人的にもオススメしている電車です。
特急座席のネット予約・シートマップを見て狙って乗る事が出来るので、ぜひ乗ってみてくださいね。
近鉄特急エースに狙って乗る方法はこちら→近鉄特急ACE/Aceに狙って乗る方法
Ace/ACEの特急料金は・・・(条件4両)
- 定員:206人
- 特急料金:1340円
合計で27万6040円でした。しまかぜより2万円ちょい少ないですね。
6両編成(満員)にしたらACEの方が売り上げ利益が高くなります。
しまかぜ・アーバンライナーで比較してみた
アーバンライナーは名古屋線からしか伊勢市方向へ出てませんが、仮に鶴橋から伊勢市まで満席で運行した場合、どうなるのか計算してみましょう。
これも条件はアーバンライナーでも編成が多いplusの方にして、6両のアーバンライナーで計算してみましょう。
- 定員:300人
- 特急料金:1340円
- DX料金:320円(36席)
合計で41万3520円です。計算するまで分かりませんでしたが、40万円越え。
しまかぜと比べると11万円も利益が多いですね。
しまかぜ・サニーカーで比較してみた
サニーカーは12410系を例にします。
- 定員:252人
- 特急料金:1340円
合計で33万7680円。しまかぜより3万円ちょい儲かりますね。
とまぁ、こうして他の特急と比較してみると、しまかぜって案外儲かりません。
だけど、しまかぜは満席率が高いのでリアルな計算をすると割と丁度良いバランスなのかもしれませんね・・・。
結論、しまかぜの料金設定は意外と良心的
しまかぜ特別車両券が必要ですけど、近鉄からしたらそんなにボったくってるワケではないんですよね。
なので、時間的にしまかぜに乗れそう。しまかぜに乗れる機会があるって人は、ぜひとも“しまかぜ”に乗ってみてください。
しまかぜは全席デラックスシートみたいなもんで、全てが2+1のゆったりとした座席で、メチャクチャ前後間隔が広いです。
1号車と6号車はハイデッカー構造なので、とても景色が良くなってます。
2号車と5号車は通常の高さとなってて、少しレア感がありませんが・・・天皇陛下が御乗車される時は2号車や5号車を利用しています。もしかしたら同じ座席に座れるかも?
他に、複数人用のサロンカーや、あっという間に席が埋まる個室もあります。
更にアテンダントも乗ってて車内販売アリ。おしぼりが貰えて、乗らないと貰えない記念乗車証をくれる。
この記念乗車証は、1年に1回くらいの頻度でデザインが変わるので年に1回は乗りたくなる???かなぁと思います多分。知らんけど(笑)
ただ、青の交響曲や“あをによし”と違い、もっともデザインにこだわっているので集めたい人は全種類持ってそうです。
しまかぜの運用について、ちょっと話させて
しまかぜは大阪難波・京都・名古屋から1日1往復出ていますね。
1番先に伊勢に着くのは、名古屋しまかぜ。次に京都。最後に大阪難波発が来ます。
- しまかぜC→名古屋発
- しまかぜB→京都発
- しまかぜA→大阪難波発
となってます。これは平日の伊勢市駅の時刻表です。
しまかぜお休みの曜日
- 名古屋発しまかぜ→木曜日運休
- 京都発しまかぜ→水曜日運休
- 大阪難波発しまかぜ→火曜日運休
です。ただ100%この曜日は休みって事ではないんで、詳しくは>>観光特急しまかぜ紹介ページをご覧ください。
ちなみに、このしまかぜが3つとも並ぶ事は、ほぼありません。
名古屋線で運転見合わせとかになると、賢島駅で並んでましたね。
こういうアクシデントの時か、イベント時にしか3列車が並ぶ事はないです。
3車両運行時だけ、1つが鳥羽駅で休憩している
3都市からしまかぜがやって来る時、しまかぜ1編成を鳥羽駅まで移動させてます。
このため、志摩線のどこかで“しまかぜ”が離合します。
基本的な運用で、名古屋から来たしまかぜが回送される時は、京都発しまかぜと志摩横山駅あたりですれ違うようです。
しまかぜを鳥羽から賢島に動かす時は把握してません。
おまけ:しまかぜの前面展望・見どころポイントだけ
大阪難波発しまかぜ
鶴橋駅出発してすぐの転線
河内山本駅前から、ひのとりすれ違いまで
↓これのカット版はInstagramのリール動画で海外の方の反応も良かったです。
京都発しまかぜ(雨)
大和西大寺駅・出発シーン↓
新ノ口連絡線フルバージョン↓
これで以上です。
それでは、今回はこの辺で・・・またね。
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