撮り鉄の鉄道ノート

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桜井駅の歴史・鉄道各社が桜井を目指した理由

桜井駅の歴史・鉄道各社が桜井を目指した理由

引用:Google Map

近鉄の歴史を振り返ってみると

桜井を目指すぞ

桜井を目指すぞ

桜井を目指すぞ

と、各路線を持っていた鉄道会社が桜井を目指そうとしてました。

果たしたのは田原本線だけです。

ですが、のちに廃線になりました。

吉野鉄道は正確には桜井線・畝傍駅まで鉄道を伸ばしました。

南大阪線も目指そうとしたけど、橿原神宮止まりに。

そんな桜井、どんだけ魅力ある所やねん?と疑問に思ったので、適当に調べてみました。

大和朝倉>>

桜井は大昔の首都だった?

桜井は大昔の首都だった?

今は事実上の首都は東京です。

たしか法的に決まってるということではなく、事実上だったと思います。

その前は江戸なのか京都なのかハッキリしてませんが

天皇陛下の居る場所が首都だとすると、平城京よりも前は桜井が首都でした。

桜井という土地

桜井を調査してみると、縄文時代弥生時代ごろの土器のカケラが、その辺の畑から出てきます。

  • 古墳も多数あり
  • 最も古い神社の1つもある
  • 奈良各地の木材が集まる場所

昔っから栄えていた所で、木を材料とした製造業も盛んな場所です。

そのため、吉野から桜井へ木を運ぶルートが必要でした。これが今の吉野線です。

つまり歴史が長くて、古くから人・物・カネが集まるエリア。

だから鉄道各社が桜井に鉄道を通したかったんです。

パワースポット一覧

スポット特徴最寄りアクセス
大神神社めっちゃ古い神社三輪駅徒歩
長谷寺真言宗豊山派の総本山長谷寺駅徒歩
談山神社藤原鎌足を祀る桜井駅バス
等彌神社初代天皇と関係あり桜井駅徒歩
安倍文珠院由緒ある寺院桜井駅バス

桜井といえば大神(おおみわ)神社です。

めっちゃんこ古い神社で、いつからあるのか不明。

古事記日本書紀くらいしか記録がなかったらしい、伝説級ですね。

長谷寺も有名で、結構多くの人が行きます・・・がアクセスはあんま良くありません。

駅から歩くか、参道口までバスで行くか。

神社も寺も格式高すぎです。桜井がどんだけ古い歴史があるか分かりますね。

歴史もあるけど観光地もあるのが鉄道会社にとっては魅力的だったね

また古代の皇居は桜井に置かれてたようです。

桜井に鉄道を通した会社

JR西の桜井線(万葉まほろば線)が最も古いですね。

その次が初瀬軌道。これは桜井から長谷寺まで繋がってた鉄道で、大軌が吸収した会社です。

大東亜戦争中に廃線となりました。

田原本線を所持していた、大和鉄道も桜井まで繋がってました。

田原本線の延伸部分

こちらは戦後に廃止し、奈良県道14号線になってます。

ほいで大軌。大和八木から桜井まで延伸して八木線から桜井線に。

桜井から先、名張→伊勢中川へは大和鉄道がゲットしていた免許を使って、伊勢ルートを作ります。

ですが、その事業はメチャクチャ大変なので子会社の参宮急行に任せる事に。

頼むで

任せろ。フフフ( *´艸`)

どうやら南大阪線橿原神宮から桜井を目指すつもりだったようですが、大軌に潰されてしまいます。

その構想には桜井→伊勢市もあったので大軌にとっちゃ邪魔でしかない。

というわけで大軌は本気で南大阪線(大阪鉄道)を潰しにかかりました。

吉野鉄道の買収。そして大阪鉄道の買収へ繋がります。

ちなみに桜井線などを作った大阪鉄道と、南大阪線の大阪鉄道は名前が一緒ですけど、全く関係がありません。

桜井駅、今後はどうなる

桜井駅、今後はどうなる

桜井市の整備計画とか見ましたけど・・・・

うーん、どうにもこうにも。って感じでした。

桜井駅周辺の整備計画

桜井駅周辺の整備計画

どうやら桜井駅の南側については、まほろばセンターとか多武峰街道の整備が計画されてました。

これらについては、完了済。

駅周辺のまちづくり計画も何やかんやあるようで、桜井市は結構前向きな感じだと思います。

参考:地区まちづくりの取り組み

なんし、駅の北側。近鉄側はあんま本気になってないみたいでした。

近鉄駅のグレードアップは・・・

結論から言うと、なさそう。

理由は2つ

  • 桜井から榊原温泉口まで急行=各駅停車
  • 隣の大和朝倉に待避設備がある

というわけで、今のままでしょうね。

特急も多分停まらん。

八木との間隔が狭いですからね。八木も榛原も特急と次の電車の連絡は悪くないので、このままになりそうです。

まぁ特急券自動販売機が置いてあるんで“それなり”の駅と近鉄は考えてますな。

最後に雑学

近鉄とは関係ないですが「万葉まほろば」について軽く触れときます。

  • 万葉:多くの葉・万世や万代という意味
  • まほろば:住みやすい場所・素晴らしい場所、という意味

参考:「まほろば」の意味とは?

参考:コトバンク・万葉

どっちかというと、万葉は「万世」や「万代」という意味でしょうね。

平城京よりも古い時代に皇居とかがあった地域ですので

「ずーっと長い時代、住みやすい場所」という意味で「万葉まほろば」という愛称を付けたんだと思います。

桜井市ハザードマップを見ても、水害が多いというほどでもないし。

活断層はあるものの、デカい地震震源地になったという記録もないっぽいです。

参考:奈良県の地震活動の特徴

とはいえ断層の真上なので100%ナシとは言い切れません。

メッチャクチャ確率低いですけどね

まとめ:桜井は大昔の首都だった

桜井は大昔の首都だった

それこそ、万葉(万世)まほろば(住みやすい土地)だと昔の人は気付いていたのか、平城京よりも前から・・・いや、もっと昔の弥生、縄文時代から人が住んでいたようです。

  • 人、モノ、カネが集まっていた
  • 観光スポットも多数ある

だから、多くの鉄道会社が桜井に鉄道を通したかったんですね。

廃線になったものも含めると、4つもありました。

4社も集まる駅なんて、大阪では梅田、難波くらいの中心地です。

桜井がどんだけ魅力的な場所か分かりますね。

それでは今回はこの辺で・・・またの。

大和朝倉>>

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