撮り鉄の鉄道ノート

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大三駅の由来は何じゃいな。大三村はあったけど、その成り立ちも謎だった

大三駅の由来は何じゃいな。大三村はあったけど、その成り立ちも謎だった

引用:Google Map

大三と書いて「おおみつ」と読む、ちょっと1発では読みづらい駅ですね。

この駅の所在地は津市白山町二本木で、またこれ「大三」という地名がありません。

近くの小学校は津市立大三小学校です。

察した人が居るかどうか知らんけど、その辺の経緯を調べてみました。

この記事の内容
  • 大三駅の駅名称はどこいった?地名から消えた理由
  • 大三がある二本木って何やねん。また木ですか
  • 大三にあった名所らしき所

大三駅にある余分スペースや駅名称を調べてみたら

大三駅にある余分スペースや駅名称を調べてみたら

引用:Google Map/nozomi onoさん

大三駅は1930年11月19日、榊原温泉口~伊勢中川の開通時に開業しました。

1970年台に複線化し、今の形になったそうです。

複線化前はどんな状態だったかは不明。

国土地理院地図を見る限りでは、単線時も2面2線だったみたいです。

大三駅の設置に至った理由は簡単

白山町二本木エリアがあるからです。

駅の南側には旧初瀬街道が通っていて、江戸時代に宿場町として発展しました。

「二本木」というのは二股のでっかい松の木があった事が由来とされてます。

参考:初瀬街道の二本木宿(PDF)

ただし二本木ってのは通称で、もともとは「大村」

近現代になって正式に二本木を地域名に採用していました。

参考:津市白山町二本木の町並み

じゃぁ大三ってのはどっからできたの?

これは大村と三ケ野村と岡村の3つの村を合併した時に決まった新名称です。

大三村

引用元:Google Map

岡村の存在感がなくなってますけど、多分3村の名称を合わせたもの。

1889年4月1日に発足し、1955年に白山町へ吸収合併されてしまいました。

そこで旧名が残って新名の「大三」だけが地名から消えて、今に至るというワケです。

伊勢二本木駅もあった

伊勢二本木駅もあった

引用元:Google Map

久居から名松線の伊勢川口駅を繋いでいた中勢鉄道の駅、伊勢二本木駅が近くにありました。

宿場町からはだいぶと離れとりますが、目的はそこじゃないんで。

人が居るから駅置いとけ、くらいのノリで設置したと思います。

線路の路盤の一部は道路に転用されてますが、あまり駅の名残はないそうです。

参考:中勢鉄道を訪ねて

大三駅にある余分なスペースは?

大三駅の駅舎と、上りホームの間に側線みたいなのがありますが
これはただの保線用設備です。

何かあった名残でこうなった・・・という事ではないみたい。

川越富洲原駅の伊勢方面にある保線基地は、富洲原駅(旧駅)の名残でしたけどね。

関連記事はこちら→川越富洲原駅の無駄スペースが気になったから調べてみた。駅名から推定される結果に

白山地区ではまだマシな大三、今後は

白山地区ではまだマシな大三、今後は

引用:Google Map

大三駅の利用者は、伊勢中川~東青山の範囲に絞ればわりとマシな数字です。

伊勢中川はレベチで多いんで省くと
川合高岡(811)>榊原温泉口(774)>大三(308)となってます。

参考:近鉄乗降人員(2023年11月7日特定日)

この3駅は3桁をキープしてて、伊勢石橋と東青山はさすがに2桁です。

3桁といっても、榊原温泉口の倍以上少ないですがね。

ほいでも近くに新興住宅地があったり、二本木エリアが近い事から、それなりに利用者が居ます。

ただ、さすがに白山地区・・・津市は投資対象に入れてなくて、駅のアップグレードやら再整備などの計画はありませんでした。

雲出川を挟んだ向こう側にある伊勢大井駅や伊勢川口駅は2桁です。

名松線の利便性もあるし、駅周辺状況もだいぶと違います。

大三駅エリアの名所は・・・あんま無い

大三駅エリアの名所は・・・あんま無い

引用:Google Map

大三駅のあたりはほぼ住宅地だし、そない遊ぶ所も観光スポットもありません。

ゴルフ場はありますが、あまり庶民がやる遊びではないね。(紹介するけど)

亀ヶ広の桜並木

亀ヶ広の桜並木

引用:Google Map/竹桃さん

伊勢大井駅の雲出川を挟んだ反対側・・・
中勢鉄道の亀ヶ広駅が近くにありました。

約800mほどの桜並木があり、季節になると提灯が出てくるんで、夜はメッチャ雰囲気が良くなります。

地元でかなり有名なのか、花見スポットとしても利用されとるそうです。

秋にはモミジが色付き、1年に2回楽しめます。

榊原ゴルフ倶楽部

榊原ゴルフ倶楽部

大三駅からほど近い所にありそうですが、入口は165号線を久居方向へしばらく走った所に。

コンパクトなラウンドが多いから簡単そうに思えるけど、ちょっと難しいようです。

榊原と付いているだけあり、榊原温泉と同じ温泉を使用。
絶妙に遠い榊原温泉まで行かなくても、美肌の湯に入れます。

住みやすさでいえば、ぼちぼち

車は必須ですね。

バカ遠くない程度に伊勢自動車道があるんで、課金は必要ですけど車のアクセスは悪くありません。

位置的にも津市の久居地区や松阪市の一志地区も近いんで、出稼ぎ先も困らんと思います。

大三エリアにはコンビニが2軒。
マックスバリュもあるんで、遠出しなくとも何とかなります。

電車の本数は少ないけどね。

まとめ:大三駅の読み方は、合併前の村名が原因か

大三駅の読み方は、合併前の村名が原因か

引用:Google Map

駅名になった大三は、1955年に吸収合併された大三村から取ってました。

大三の由来は多分、大村・三ヶ野みつがの村・岡村を合成したものでしょう。

読み方から「大三」と書いて「おおみつ」としたのかも・・・

大阪に十三があるから、「だいそう」とも読もうと思えば思えるけど、ねぇ?(笑)

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