撮り鉄の鉄道ノート

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真菅駅の周り、開業時は民家がほとんど無かった。神社のアクセス駅として作られたの?

真菅駅の周り、開業時は民家がほとんど無かった。神社のアクセス駅として作られたの?

引用:Google Map

今回は真菅駅について、あれこれ適当に調べてみました。

住所は「橿原市曽我町」で、真菅町とか真菅村は今ありません。

これは合併によって消えてしまいました。

元々あった村名に「真菅」はなく、突然現れた地域名です。

その元ネタについても見つけたんで、紹介してゆきます。

この記事の内容
  • 真菅駅の成り立ち。駅名の由来や駅の場所について考察してみた
  • 真菅駅のメイン観光スポット、宗我坐宗我都比古神社。ナニコレ
  • 真菅駅近くにある、他のオススメな場所

真菅駅の成り立ち。駅名の由来や駅の場所について考察してみた

真菅駅の成り立ち。駅名の由来や駅の場所について考察してみた

引用:Google Map

はやぶささん

真菅駅は近鉄大阪線の大和高田~八木西口が開通した時に開業しました。

※当初は八木西口へ連絡し、あとで大和八木駅の新設と付け替え工事が行われました。

真菅駅の開業

真菅駅は1925年3月21日に開業しました。

当時の一帯の地域名が、高市郡真菅(ますげ)村だった事から、駅名も決定。

駅名の読みは「ますが」ですけど、「ますげ」と読むものもあります。

  • 市立真菅小学校→ますげ
  • 市立真菅北小学校→ますが

と、なぜか違います。

両隣駅との距離感・位置の設定について

松塚とは1.0キロ、八木とは2.0キロ離れています。

ですので、ちょっと松塚寄り。

こうなった理由は・・・八木西口駅との利用者の取り合いを気にしたのかと思われます。

もう1つが、うんたらかんたら神社です。

住所地の曽我町の元ネタ、蘇我氏を祀る神社があるので、その参拝客のアクセスも考えて位置が決まったのかなぁと思われます。

両隣駅との距離感・位置の設定について

引用:Google Map

ちょうど中間地点は、この辺。

意図して避けたかどうかは分からん。

真菅は、どこから産卵されたのか

柿本人麻呂が詠んだものが元ネタらしい。

真菅よし 宗我の河原に鳴く千鳥 間無しわが背子 わが恋ふらくは
現代語にすると
真菅が美しい、宗我の河原に鳴く千鳥。絶え間もないよ、わが背子。私の恋することは。
引用:万葉百科 奈良県立万葉文化館

もっと分かりやすくすると

曽我川の河原で鳴いてる鳥のように、絶えず俺はあなたの事を恋してます。

というラブレターです。

真菅は、宗我を引き立てる枕詞。

なぜ「マスガ」が選ばれているのかはハッキリしてないけど

蘇我氏は、もともと"スガ"と読んでいたんじゃないか・・・それに「真」を付けて「マスガ」としたとか。

参考:真管

真菅駅のメイン観光スポット、宗我坐宗我都比古神社。ナニコレ

真菅駅のメイン観光スポット、宗我坐宗我都比古神社。ナニコレ

引用:Google Map

真菅駅からすぐの所に神社があります。

宗我坐宗我都比古神社そがにますそがつひこと読み、蘇我氏が祀られてます。

創建については謎多き

社伝では蘇我氏の滅亡を哀しんだ、持統天皇(41代)が創建した・・・とされてます。

ですが、蘇我馬子が作ったとも言われてます。

なんにせよ、蘇我氏と深い関係がある神社です。

そもそも祀られている神様が、蘇我氏なのよ。

蘇我馬子ってどんな人だっけ?

蘇我馬子ってどんな人だっけ?

引用:Google Map

蘇我馬子蘇我氏の中でも最も実績を挙げた人で

  • 30~33代の天皇に仕えて
  • 政治を動かす責任者として54年間務めた人

次の天皇、誰にすんねん?って時も、蘇我氏は介入する立場だったのです。

だから、自分の派閥の人を天皇にする事で、自分の権力を強固なものにしてました。

その流れを息子の蘇我蝦夷、またまた息子の蘇我入鹿と引き継ぎました。

大化の改新乙巳の変

いわゆる大化の改新で、蘇我家は滅亡させられました。

自分の息がかからない人が天皇になろうとしたら、ピーした一族ですからね

別の派閥からの恨みを買ってました。

それが溜まりに溜まって、天智天皇中臣鎌足藤原鎌足)によって、根絶やしにされました。

ちなみに例の現場は飛鳥宮です。

橿原神宮前駅の東口からバスで行けます。

真菅駅近くにある、他のオススメな場所

真菅駅近くにある、他のオススメな場所

それでは、いつものように駅から行けるオススメスポットを紹介します。

宗我坐宗我都比古神社はさっき紹介したんで、省略。

御朱印はあるので、集めてる人は行ってみてね。

曽我川緑地

曽我川緑地

引用:Google Map

位置的には松塚駅からの方が近いですが、回り道なので最寄りは真菅駅です。

曽我川沿いに作られた緑地公園で、特に何かあるわけではないけど

時々、この公園から近鉄を撮影している人が居ます。

こちらもわりと良い撮影スポットですが、河内国分ほど撮ってる人は少ないって印象。

保護猫Cafe Meenya

保護猫Cafe Meenya

引用:Google Map

保護猫を引き取って猫カフェをしています。

駅からすぐそこ。

猫好きなら1度行ってみるべし。

定休日は水曜日と金曜日で、11時から営業してます。

他、臨時休業もあるんでFacebookInstagram、電話で確認してからの方が、シャッター前で頭を抱える事は無いでしょう。

高市神社

天高市神社

引用:Google Map

ちょっと駅からは離れます。真菅地区公民館の近くです。

別名、曽我八幡宮

アマテラスがブチギレて洞窟に引きこもった時、どないして引きずり出すか・・・と神様たちが相談したのが、この神社なんだとか。

まとめ:真菅駅のあたりは蘇我氏の本拠地だった

真菅駅のあたりは蘇我氏の本拠地だった

引用:Google Map

何か変な名前の神社があるなぁと思ったら、蘇我氏が祀られている神社でした。

そもそもが曽我町が、蘇我氏から取ってるワケで

飛鳥時代の歴史ファンは1度立ち寄ってみるべき場所でした。

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