撮り鉄の鉄道ノート

近鉄好きの撮り鉄が好き勝手に書くブログ

近鉄の謎?普通1本で行けるのに路線名が違う「伊勢志摩エリア」

近鉄の謎?普通1本で行けるのに路線名が違う「伊勢志摩エリア」

近鉄には、路線名が違うけどそのまま行けるような所がわりとあります。

ですが、せいぜい2路線にまたがうくらい。特急を除けば

京都発、天理行きの電車もありますが・・・今回は伊勢中川~賢島にフォーカスします。

ゆうて天理線は、橿原線の支線みたいな感じです。

だけど伊勢中川~賢島は、後付けみたいな伸び方をしてないのに路線名がバラバラになってますね。

  • 伊勢中川~宇治山田:山田線
  • 宇治山田~鳥羽:鳥羽線
  • 鳥羽~賢島:志摩線

どうして、こんな事になっているのか。

その理由は、近鉄の歴史を見てみると分かります。

山田線・鳥羽線志摩線の歴史

山田線・鳥羽線・志摩線の歴史

近鉄の主要路線である、近鉄山田線鳥羽線志摩線は完成した時期や持ってた会社がバラバラでした。

そのため、路線名が違う事になってます。

1番古いのは志摩線で、次が山田線。鳥羽線がこの中では新しい路線です。

近鉄山田線を作って、三重制覇を目指す参急

近鉄の前身である大軌は、大阪から伊勢を通すトンデモ路線を作るために参宮急行電鉄を立ち上げ、桜井から伊勢市まで線路を伸ばそうと計画します。

伊勢参りしやすくなるで

しかし、三重には既に鉄道会社が2つもあって、何やらドンパチやってるみたいです。

そんな事全く無関心なのか、さっさと路線を作っていく参急

1930年3月に宮町~松阪が開業。次いで

5月には松阪~伊勢中川が開業

9月には宮町~伊勢市が開業します。

ちなみに、この時の伊勢市駅は仮駅として作成。

1931年の3月には、豪華な外観をした宇治山田駅が完成します。

この宇治山田駅は建築家、久野節さんが設計。南海なんば駅東武鉄道の浅草駅も設計しています。

ちなみに、建設は毎度おなじみ大林組です。

いつもありがとう!大林組

まぁ、その後すったもんだあって伊勢鉄道(今の名古屋線を所持)を取り込んで、名古屋への延伸も果たし、三重制覇を達成します。

近鉄志摩線は真珠養殖のため

1929年、志摩電気鉄道が鳥羽駅~賢島駅。さらに真珠湾駅までを開業。

真珠湾駅は、今ありません。プチホテル賢島ハーバーの近くに駅があったそうです。

当初は調子が良かったんですが

  • 水質汚染の影響で真珠がダメに
  • 世界的な真珠価格の暴落

このせいで、志摩の真珠業がだんだんと衰退していきました。

助けとくれー

って事で、バスで勢いづいてきた三重交通が引き継いだんですが、結局経営が行き詰まってしまって、志摩線近鉄にあげる事にしました。

1965年、近鉄志摩線をゲット。

しかし、宇治山田で切れている山田線。鳥羽~賢島までの志摩線と途切れてたら意味がないので、早急に宇治山田~鳥羽を繋げる工事に取り掛かります。

この時の志摩線狭軌750V。山田線は標準軌1500Vと全く違う規格でした。

鳥羽線の開業と共に、志摩線の改造もしなくてはいけません。

近鉄鳥羽線を開業する

線路がブチブチ切れてたら全く意味がない。不便だろが。という事で、近鉄は接続工事を行います。

1967年に近鉄は計画をねりあげ、発表。志摩を観光資源にする!と意気込んで鉄道の延伸、改造。そして観光に力を入れます。

1969年12月に山田~五十鈴川が開業

1970年3月に五十鈴川~鳥羽が開業。志摩線と繋がる。

当初は単線でしたが、最初から複線用の土地は確保していて、1975年に完全複線化が達成されます。

この事で国鉄参宮線は一気に没落していきます。

三重は俺のモンじゃぁw

1929年今の志摩線が開業(志摩電気鉄道)
1930~31年宇治山田~伊勢中川が開業(参宮急行電鉄)
1944年志摩線三重交通のモノになる
1965年近鉄三重交通を合併
1969年~70年鳥羽線を開業。志摩線の改軌・昇圧を完成させる

このように、元々がバラバラの会社だったり、後で繋げた。という理由で路線名が違ってます。

鳥羽線はまだ建設費が回収できてないのか、運賃が上乗せになってます。

志摩線はローカル線という理由で、加算運賃が設定されてます。

詳しくは、近鉄の旅客運賃表(PDF)をどうぞ。

山田線・鳥羽線志摩線のちょっとした話

山田線・鳥羽線・志摩線のちょっとした話

近鉄はあれこれネタになる駅がありますが、特に山田線には駅間が短い特急停車駅がありますね。

伊勢市~宇治山田近すぎん?

これは、先ほどチラっと言いましたが、伊勢市駅は元々仮駅のつもりで作ったんですが

結局、残すことにして外宮最寄り駅となってます。

というわけで伊勢市駅宇治山田駅はメチャクチャ近いのに、互いに特急停車駅となりました。

一部特急は、五十鈴川駅にも停まり、伊勢の特急停車駅3兄弟?とか何とか・・・知らんけど!

何気に宇治山田駅では特急の停車時間が取られている事もあるので

こんな事が出来ますwww

伊勢市・宇治山田間の駅間距離は0.6km

この短さは、特例を省いて2位の短さです。

となっています。まぁ2位と3位の間に、四日市あすなろう鉄道が入ってますが、私は無視します。異論は認めない。

わりと高規格な鳥羽線・駅間距離が長い所

鳥羽線近鉄が後から作った路線で、できるだけカーブが少なく踏切もない路線です。

駅間距離が長い部分もあって、一般車両でも結構飛ばします。

朝熊・池の浦間は近鉄でも駅間距離が長くて、3位の長さです。

1位西青山・東青山7.7km
2位榛原・室生口大野7.1km
3位朝熊・池の浦5.7km
4位長谷寺・榛原5.5km
4位川合高岡・伊勢中川
6位上ノ太子・二上山5.3km

撮り鉄スポットも多い

撮り鉄スポットも多い

色々と人気のスポットがありますね。

どこに行っても、良い感じの写真が撮れると思います。特急がホイホイやってきますし

特に賢島駅では、しまかぜが2列車並ぶだけでなく他の特急も留置したままになってる事が多く、種類豊富な近鉄特急が並ぶ光景をおさめる事ができますね。

まとめ:山田線・鳥羽線志摩線と路線名が違う理由は

いつも通り、近鉄の複雑怪奇な歴史を振り返れば分かる話でした。

どうでもいいけどスペイン村は稼げてるんだろうか?

と、ちょっと心配になる私・・・w

ほいじゃ、またの。

SNSに撮った写真を載せてるので、ぜひご覧ください。

Instagram
↑毎日20時頃に更新!主に近鉄車両を撮ってます。

Twitter
アカウントを持ってる方はぜひフォローを。

ファンティア
特によく撮れた写真をアップします。アップ済みから未公開まで

PIXTA
未公開写真を公開、販売中!

ランキング