撮り鉄の鉄道ノート

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五位堂駅の由来となった寺はあった。駅周辺のグレードアップもありそう?

五位堂駅の由来となった寺はあった。駅周辺のグレードアップもありそう?

引用:Google Map

五位堂は見た感じ天理線二階堂駅のように、寺由来の駅名かな?と思いますよね

二階堂の方は元ネタの寺はよく分かってませんでしたが
五位堂の由来となったお寺さんはハッキリ分かってます。

といっても法隆寺とかあれクラスの規模ではないので、あまり期待しないように。

この記事の内容
  • 五位堂駅は2面2線のよくある駅だった。昇格しすぎ
  • 五位堂の由来は?元ネタとなった寺は存在してた
  • 古墳だらけの五位堂。誰が入ってんねん

五位堂駅が普通の駅から昇格していった流れ

五位堂駅が普通の駅から昇格していった流れ

五位堂駅は1927年7月1日に開業しました。

近鉄大阪線(当時は八木線)の恩智~大和高田、布施から八木の最後の区間が開通した時に設置されました。

駅名選択でちょい揉め

五位堂駅の住所、実は香芝市瓦口です。

対してJR五位堂の方は香芝市五位堂。

これは五位堂村が発足する前の村をそのまま流用してるからです。

五位堂村

引用:国土地理院地図

位置関係はこう。

この5村が一緒になって五位堂村が発足しました。(1889年4月1日)

駅の場所的には瓦口だけど、五位堂村の一部ではあるから、五位堂駅でも何もおかしい事はないんですけどね。
駅名をどっちにするか、なんかちょっと揉めた記録はあるらしい。

そんな揉める話ではないと思うけどね。

参考:芝村侑美 (2015年5月19日). “近鉄100年物語:五位堂 昔はのどかな田んぼ”. 毎日新聞 (毎日新聞社)

変化してゆく五位堂駅

まず1963年1月に待避線が設置されました。

これは大和高田駅が高架化され、待避線が無くなった事によるもんです。

五位堂車庫との関係は?

と思うけど、それは無い。研修車庫ができたのは1982年の事なので連続性は無いと考えらえます。

高田を高架化する時に費用を抑えたのか、用地の関係でできなかったのか・・・定かじゃないけど。

  • 謎事情で大和高田の待避設備がBAN
  • 築山駅は余裕スペースが無い
  • 更に隣の五位堂は余裕があった

という理由で待避線の増設工事が行われた・・・と考えられます。

五位堂検修車庫

1982年10月5日に検修車庫が新設されました。

これまで近鉄はあっちこっちで重要点検をしてましたが、1箇所に集約する事にしました。

多分色々と候補はあったんでしょう

五位堂検修車庫

引用:国土地理院地図

1979年~1983年の航空写真でこんな感じ。ギリギリ新設前ですね。

それ以前からもほぼ何もない所なんで、立ち退きさせたって事はありません。

丁度良い所に広い土地があったんで、五位堂に決めたんだろね。

五位堂検修車庫には、あやめ池遊園地で保存してたデボ1形が移されてます。正門入って右手。
近鉄鉄道まつりの時に見れると思います。

実は香芝市の代表駅ではなかった

JTB時刻表によると、近鉄下田が香芝市の代表駅です。

駅の規模や停車種別、駅周辺からし五位堂駅の方が代表駅のように見えるんですけどね・・・

利用者数で見ても圧倒的に五位堂駅の方が多いです。(6~7倍くらい)

これは真美ケ丘ニュータウンからのアクセスが良い事が要因でしょう。
そして快速急行が停まる。

快速急行に乗れば、五位堂の次は鶴橋です。
平日の朝は6本。鶴橋まで22分前後で着くので、大阪へ通勤する人のベッドタウンとして最高の位置です。

おまけに大阪市中心部ほどの都会っぷりは無いし、買い物難民にもならない。
五位堂駅の周辺やバス路線エリアはかなり住みやすいでしょう。

市役所の位置で代表駅を決めてる気がするね

五位堂駅や駅周辺に変化の兆し

五位堂駅や駅周辺に変化の兆し

引用:Google Map

議論や検討段階ですが、香芝市は3つの計画案を出してました。

  • 五位堂駅西側の踏切、拡幅工事
  • 駅前広場の分煙施設設置
  • 駅周辺の高度制限を緩和

踏切の拡幅工事は、調査・検討段階でした。

分煙施設は反対意見も出ていて、わりと微妙な感じ。

参考:香芝市議会

2024年9月3日、駅周辺の高さ制限を31mから45mに緩和する基本方針を出しました。
これも検討段階なので確実ではありません。

特に五位堂駅の南側がちょっと寂しいよね、と言われてて南側が変化するかも。

参考:産経新聞

五位堂駅の由来となったお寺、古墳群を紹介してゆく

五位堂駅の由来となったお寺、古墳群を紹介してゆく

引用:Google Map

五位堂駅・・・といってもJR五位堂駅の方が近いですが

由来となったお寺があります。

また五位堂辺りは古墳があって、それらは馬見古墳群の一部です。

五位殿寶樹寺ごいでんほうじゅうじ

五位殿寶樹寺

引用:Google Map

764年にできた寺院で、聖武天皇のお願いによってできたもの。

五位堂の由来「五位殿」は大伴金村の末裔が、五位の官位を奪われて死去した時にその人のパートナーが家をお堂に改修して、祀った事が起源です。

大伴金村古墳時代の豪族。
彼を祀る金村神社が葛城市にある。
五位ってのは貴族に与えられる最下の位

何か理由があってはく奪されたんなら仕方がありませんが、「追われて悲しみの中に死んだ」という言い伝えがあるんで、ハメられたんでしょうね。

参考:五位殿寶樹寺

馬見古墳群・南群

馬見古墳群・南群

引用:Google Map

五位堂駅のあたりは馬見古墳群の中でも南群です。

色々と古墳がありますが・・・歴代天皇が入っていると"推定"されてたり"多分そう"って感じのトーンの古墳。

新山古墳武烈天皇(25)参考地
狐井城山古墳顕宗天皇(23)or武烈天皇と推定
築山古墳顕宗天皇参考地
コンピラ山古墳史跡指定なし
狐井塚古墳顕宗天皇皇后参考地
池田遺跡少し階層が低い人らの古墳群と推定

参考:奈良県橿原考古学研究所附属博物館 2008年 pp.98-100

どれも近くまで行く事はできますが、正規の御陵みたいにお祈りする所などはありません。

奈良県立香芝高等学校

奈良県立香芝高等学校

引用:Google Map

真美ケ丘ニュータウンの方にあって、駅からは徒歩でも行ける距離です。

難易度は中くらい。
2020年度に新コースができて、プレゼンテーション能力をアップできるカリキュラムなどが追加されました。

現代は人前で発言する機会が減って、なかなか慣れない人がチラホラと居ますね。
だけど社会人になったら、そんな事言ってられないんで、高校生のうちからしっかり経験できるのは将来の役に立つでしょう。

部活動も県からの推進校認定を受けて、それぞれの部活動に詳しい人を配置できるようになってます。

2024年度から吹奏楽部が指定。
2024年の成績は奈良県大会で金賞。代表は逃してます。

奈良県は超強豪の天理と郡山が居て、県代表は2枠しかないので厳しいですが、完全実力主義なので来年からどうなるか見ものですな。

まとめ:五位堂駅は鉄道まつりの時に行くくらいでおk

五位堂駅は鉄道まつりの時に行くくらいでおk

引用:Google Map

実質香芝市の代表駅なだけあって、観光エリアとは言い難い所です。

あえて行くとすれば、五位堂車庫で行われる近鉄の行事くらいなもんでしょう。

まだ行った事が無い人は行ってみてはどうでしょうか・・・・・(人にオススメする前に自分が行け)

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